東京を拠点とするプロデューサーYu Asaedaのソロ・プロジェクトENA (エナ)。 90年代のアブストラクト・ヒップホップ、レイヴそしてドラムンベースからインスピレーションとDJクラッシュから多大な影響を受けトラック制作を開始、ヒップホップから始まりドラムンベース、2008年にレーベル〈IAI〉を立ち上げダブステップへと移行、ユニークな音色とディープな音像は〈Tectonic〉を筆頭とした00年代後期のミニマルな音響へと向かうダブステップと共振し、フランスのダブステップ・レーベル〈7even〉から12”とデビュー・アルバム『Bilateral』を発表。 DJでは国内ダブステップの総本山〈Back To Chill〉のメンバーとなり、2013年にResident Advisorのポッドキャストでミックスを披露。ベース・ミュージックを音響的なループで浮かび上がらせるスタイルはテクノ ・シーンから大きな反響を呼び、活躍の場を広げる。そして170 bpmの実験音楽を掲げるベルリンのバイナル・オンリー・レーベル〈Samurai Horo〉から念願の12”を発表。これまでにLoxy、Akkord、Synkro、Indigo、ASC、Felix K、Distal、Perverlistなどからサポートを受け、最近ではLee GambleのRAミックスにも収録されるなど、ベース・ミュージックの感性で紡がれる実験的でミニマルな音像はシーンを超え有機的な発展をみせている。
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