アーティスト

Farben

1999年に Gramm 名義でデビュー。類い稀なるセンスとスキルでクリック / ミニマル・ハウスの金字塔を打ち建て、 00年代初頭 ヨーロッパを中心に巻き起こった一代ムーヴメント、エレクトロニカの代表格となり、電子音響とダンス・ミュージックの文脈でも語られる、ベルリンの鬼才 Jan Jelinek による別名儀 Farben (ファーベン: 色彩) 。 シーンの核であった〈〜Scape〉よりリリースされた『Loop Finding Jazz』(2001)はジャズをソースとした電子音楽のサンプリングに革命をもたらした名盤として語り継がれ、そのスタイルを変えることなく Computer Soup や Masayoshi Fujitaといった日本人アーティストともコラボレーションを重ねながら00年代電子音楽のシーンにおいて不動の地位を築く。2008年に自身のレーベル〈Faitiche〉(ファイチー)を立ち上げ、 Ursula Bogner や G.E.S など新たなるプロジェクトを始動。2010年には Farben としての復活作となるEPをリリース、 クラウト・ロック〜コスミッシェ〜テクノまでドイツ電子音響に受け継がれるシリアスかつコミカルなユーモアを継承し、PCミュージック以降のサンプリングを基調としたミニマルやコラージュ作品で現代におけるミュージック・コンクレートを黙々と開拓する生粋の電子作家。

Update: 30 Apr 2014

Releases by Farben & James DIN A4