NYはブルックリンを拠点とするDaniel Lopatin (ダニエル・ロパティン )のソロ・プロジェクト。 00年代半ばより活動を始め、 後にチルウェイヴやインディ・ダンスへと発展するUSアンダーグランドで盛んとなった00年代後期のアンビエント / ノイズ・ミュージック・シーンから頭角を表し、70年代後期~80年代前期をルーツとしたような“ニューエイジ”と称されるメディテイティヴで郷愁的なアナログ・シンセサイザーによるコズミックな作風で定評を得る。 2010年にオーストリアの名門〈editions Mego〉からリリースされた出世作『Returnal』 (2010)がWIREを筆頭とした欧州メディアから絶賛され、続く盟友Joel Fordとのシンセ・ポップ・プロジェクトGames (後にFord & Lopatinに改名)の『That We Can Play』 (Hippos In Tanks 2010) も大ヒット、勢いそのまま〈Mexican Summer〉傘下のレーベルとして自身がキュレーションを務める〈Software〉を始動。 2011年に発表されたサンプリングを主体とした大傑作『Replica』が決定打となり現行エレクトロニック・ミュージックを牽引する最重要人物としてシーンをまたぎ絶大的な存在へ。Tim Heckerとのコラボレーション 作品『Instrumental Tourist』ではデジタル・サウンドをパレットとしたダークなアンビエント作品を披露。満を持しての最新作『R Plus Seven』は名門〈WARP〉から発表、持ち前のメロディアスでユーモアのあるポップなセンスが全面に打ち出され、遂に世界的なブレイクを果たしシーンの頂点へと上り詰め、ソフィア・コッポラの最新映画『The Bling Ring』はオリジナル・スコアを担当するなど、音楽だけでなく映像、デザイン、アートの方面からも注目される時の前衛作家。
アーティスト
Oneohtrix Point Never Software
Update: 30 Apr 2014